コラム
そばかす:チャームポイント?それともお悩み?あなたに合ったケアを見つけましょう
そばかすは、あなたの個性を引き立てるチャームポイント。
でも、濃くなったり数が増えたりすると、気になってしまうこともありますよね。
当院では、そばかすにお悩みの方へ、一人ひとりに合った治療法をご提案いたします。
そばかすってどんなもの?
そばかすは、遺伝的な要因や紫外線の影響でメラニン色素が過剰に生成されることでできる小さな斑点です。
見た目の特徴
- 大きさ:1~5mmほどの小さな斑点
- 形:丸や楕円形など
- 色:薄い茶色~濃い茶色
- 境界:比較的はっきりしている
- 季節変動: 日光曝露が増える夏に色が濃くなり、冬には薄くなる傾向があります。
- 年齢変化:2,3歳で初めて現れ、青年期に増加し、中高生で部分的に消えていきます。
病理学的特徴
- メラニンの増加: 基底細胞層および棘細胞層にメラニン顆粒の増加が見られます。メラノサイトの数自体は正常範囲内です。
- 表皮構造の正常性: 表皮の構造は基本的に正常で、老人性色素斑や日光黒子に見られるような表皮の肥厚はありません。
- メラノサイトの活性化: メラノサイトが活性化されており、メラニン生成が増加しています。
- 真皮の変化: そばかすの場合、真皮に顕著な変性や変化は見られません。真皮上層の繊維や細胞には特に異常は見られません。
できやすい部位
- 鼻
- 頬
- 額
- 肩
- 腕
治療しないでおくとどうなるの?
そばかす自体は健康への影響はありません。しかし、紫外線を浴びることで濃くなったり、数が増えたりすることがあります。また、見た目のコンプレックスになってしまうこともあります。
診断方法
医師が目で見て診断します。他の皮膚疾患との鑑別が必要な場合は、ダーモスコピー検査(皮膚拡大鏡)を行うこともあります。
他とどう違うの?
- 老人性色素斑(日光黒子):加齢とともに増え、比較的大きなシミです。
- 肝斑:頬骨のあたりに左右対称に現れる、境界がぼやけたシミです。
治療方法
- 塗り薬:ハイドロキノンやトレチノインなどの美白剤を処方します。
- レーザー治療:Qスイッチルビーレーザーやピコレーザーなどでメラニン色素を破壊します。
- 光治療:IPL(Intense Pulsed Light)という光を照射し、メラニン色素を薄くします。
薬の種類
- ハイドロキノン:メラニンの生成を抑える効果があります。
- トレチノイン:皮膚のターンオーバーを促進し、メラニン色素の排出を促します。
- ビタミンC誘導体:メラニンの生成を抑え、肌のトーンを明るくする効果があります。
日頃からできること
- 紫外線対策:日焼け止めをこまめに塗る、帽子や日傘を使う、長袖を着るなど、紫外線を浴びないように心がけましょう。
- 保湿:乾燥はメラニン色素の生成を促すため、しっかり保湿しましょう。
- ビタミンC:メラニンの生成を抑える効果があるため、積極的に摂取しましょう。
私たちにご相談ください
そばかすの治療は、一人ひとりの肌質や症状に合わせて行うことが大切です。当院では、あなたに最適な治療法をご提案いたします。まずはお気軽にご相談ください。